2018年02月

ブリッジ剥がれ修理 X 3例


ブリッジ剥がれ修理です。

ウイング部が少し浮いている位でしたら、しばらくほっといても問題無いですが、これ位剥がれていたら修理した方が良いでしょう。


隙間部分だけ接着してやる方法(歪んだブリッジは圧着出来ませんので充填します。)でも大きな問題はありませんが、大概隙間の分だけブリッジが歪んでいますので、一旦剥がして接着面を修正してやるのがよいでしょう。


隙間無く接着されているか否かでは、当然音の良し悪しにも左右します。

接着剤はタイトボンドを使います。。


こちらのボディ側の接着面が上のものとは雰囲気が違います。

塗装が剥がされていません。


タイトボンドを使う場合は、木地を出さなければ、しっかりとした接着は出来ませんが、こちらのような瞬間接着剤系(特に低粘度であるほど)の接着剤の場合は、荒れていない面同士でなければ密着しません。


生産性重視だと思いますので、高くないモデルに採用される接着方法です。

こちらはある程度接着面を荒らしてから、エポキシ系(アラルダイト)の接着剤で接着します。


エポキシは非常に扱いが面倒(ベタベタがすごく、拭き取り辛い)なのですが、接着力や耐久性は抜群です。

Ovationは基本的にはエポキシ系の接着剤が採用されていますが、こちらの日本製のオベイション(USA製以外)には瞬間接着剤系の接着剤で貼られています。


オベイションの場合は、ブリッジが剥がれる方向に弦の力が掛かり易いので、強い接着力が必要です。


こちらもアラルダイトにて接着します。

拭き取りには、時間を掛けて拭き残しが無いようにします。


ブランドやモデルによって使用する接着剤も変わります。

 

ネック折れ修理(塗装修正あり)/ GRETSCH White Falcon


グレッチのホワイト・ファルコンのネック折れ修理。

塗装修正ありでのご依頼。


塗装はどれも難しいので、やりたくないのですが、最もやりたくないパターン。

ぴかぴかの真っ白で、少し焼けている。


接着後、整形する際に削ったり擦ったりする所と、しない所の色の差が出ます。

茶色いギターでも事は同じなのですが、白の場合は頑張っても時間のムダになる気がします。

大昔にやった時に、全く色が合わず馴染まなかったので、普段どおりの塗装は出来ないと端から思い込んでいます。

着色の段階でも、クリアーの段階でも、他の色であれば全く気が付かないような極細かい糸くずともいえないような埃でも目立ちます。

「今日はホワイトファルコンを吹く(塗装のスプレー)日だ。」と思うと朝起きた瞬間から憂鬱になります。


色と埃に気を使う事と、形にも気を使います。


手触りで気にならなくても、ほんの僅かでもよれていると光の加減で歪みが見えてしまいます。


画像では真っ白ですが、ほんの僅か、黄色や赤や黒等で焼け色を混ぜてあります。


伝わりませんが・・・

プレートの下が焼けていないので、写真を撮っておくべきでした。

ロッドカバー周りは着色しています。

今回も何とか乗り越えました。

そして、次から、次へと、まだまだ続く・・・