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フレット交換 / 古い国産ギター


 

リフレットです。(フレット交換、指板調整、ナット交換、他調整)

ピックガードは浮いてしまっていたので、貼り直します。厚みのあるP/Gですのでリフレットの際は外してあると都合が良いです。

一見 Gibson のDaveですが、グレコのギター。

塗装がウレタンなので、やはり雰囲気は違いますが、ぱっと見Dave。良く作ってあります。

40年近く前は、Gibson 等は買えませんから、こういったギターが私達に夢をみせてくれました。

この方、GibsonのDaveも持っていて、グレコも大事にしている、素敵です。

物の価値は、携わり方で違いますが、思い入れのあるものは値段は関係ないです。

 

 

 

なかには、「二十何万円以下はギターじゃない。」等と言う同業者もいますが、では、それ以下は何なのか教えて欲しいです。

この人とは面識はありませんが、割と有名な同業者なので知っていますし、私の師匠筋の所にも居た人なので、間接的に繋がっちゃっていますが、これからも私と接点が無い事を願います。

現状はちゃんと伝えないといけませんけど、大事にしているから修理したいのに、悲しくなる様なこと平気で言う人が居るんです。

でも昔、アメリカの中古バイクに乗っていた時は、そこの店主も辛口でずばずば言うが腕も良いので、納得していた自分を思い出せば、頼りがいがある気持になるのは分かる気もしてしまいます。

毒舌、辛口だとその方が 「この人、ちょっとすごいのかな。」等と考えてしまいます。

 

 


フレットのエッヂは、一本ずつ丁寧に角を取ります。


リフレットの際は、基本的にナットは作り直しになります。

(流用する場合もあり。)


リフレット後、多少弦高が上がることがありますので、状態を見て、弾き易い弦高がキープ出来なくなるようでしたら、リフレットは出来ません。


何年か前のギブソンより、こっちの方がよっぽど、Gibsonらしいピックガードです。