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Ovationのボディ(ジョイント部)について(プリアンプ四角時代)


前回の続きでオベイションのジョイント部をもう少し見て頂きます。

前回から見て頂くとわかり易いです。


このボディのジョイント部の空洞のある無し。

カスタムレジェンド2本とアダマスⅡを比較します。


アダマスはスカスカなので、修理の際は補充しないとね!と言う話。

最後まで写真を撮りきらないで、ブログに出来ない画像が救われます。


勿論、グリスアップは出来る時にしておきます。


こちらは別のカスタムレジェンド


隙間はありません。

ジョイントボルトの為の穴は2つ、穴が3つある意味は分かりません。


アジャストナットは1番上の大きい穴。

はじめてみる方はどこに隙間が出来るの?と思って下さい。次、分かります。


このアジャストナットが1番上の大きい穴に入ります。

グリスアップ。

 

 


スーパーシャローなので、ボディが薄いです、分りますでしょうか。

ジョイントボルトは1本。


隙間を補充すると→

になります。


ボディが潰れれば、ネックの角度は狂い、トップは剥がれ、力木も剥がれます。

 


ボルト穴上部が木材で補強してあります。

過去にネックは外された形跡は無かったので、工場仕事だと思われます。


 

こちらのAdamasⅡは、続きがあります。

次回のブログでアップいたします。

ネック修理はメインではなく、ブリッジの修理ブログになります。

 

いつもブログを見て頂いて、本当に感謝いたします。

書いている本人曰く時々、「これは勉強になるなー。」などと思いつつ書いておりますが、思いの外、皆さんに”いつも勉強になる。”と言って頂けてブログをアップする気力が湧きます。

ブログではいつも同じ事を繰り返していますので、「また、同じだ。」と思われるかと思いますが、なるべく初めて見る方に大事な事が伝わる様に意識しています。

ですが、心の隅で「もう!解るよね!!」と言う自分もどこかにいて、はじめての方には不親切な文章になっている所も多いと思います。

このあたりを踏まえて頂いて、どうか広い心でいつも見て頂ければ、大変幸いでございます。