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ピックアップ、プリアンプ交換 / Fishman

これは何をやっているかと言いますと、一旦溝を埋めて精度の良い溝を切り

直す準備をしています。

ピンの穴の間の亀裂に、すでに接着剤が入っています。

 

平らにしたら、トリマで溝を切り直します。

ピックアップが入る溝は精度が良くなければ、音圧のあるバランスが取れた出音に調整する事は出来ないのです。

比較すると分かりますが、割れている分、溝が前に歪んでいます。

切り直した後。

底面の精度は言うまでも無く大事ですが、溝の幅の精度も非常に重要です。

Fishmanのピックアップは、扱いが悪いと断線し易くノイズ等の原因となります。

Fishmanのピックアップ(板状のハードタイプ)は、ほんとにやさしく扱わないとダメなの。

プリアンプも何らかの原因で故障しています。

以前は外注に出して、修理不可、そしてプリアンプは高価でしたが、最近はFishmanのプリアンプは安く入手出来るようになりました。

外国から来ますので、いつまで入手出来るか分かりませんが・・・。

サイズが違うので、合わせます、大きくなります。

 


チューナーも付いて、性能アップ。


溝は正しく出来ていますので、後はサドルの調整でバランスのよい音を目指します。

弦交換等してサドルが外れても、バランスが崩れない調整をしなければなりません。

30年間、ピエゾと向き合って来ましたので、調整のノウハウは引き出しに、いろいろ入っていますが・・・→


インブリッジのピックアップ(ピエゾ)のバランス調整は、「後ちょっとだけ6弦が強く出ると良いんだけどなー。」等々、中々決まらず、日を改めて作業したり、とても難しくなることも未だにあります。