キズ直しは、基本的にはお断りしております。
どうしても直したい場合は、ご事情等聴かせていただいて、預からせていただく事もあります。
但し修理を承っても、リフィニッシュしてまで傷直しはしませんし、修正し辛い場所や色等ありますので、いつもきれいに出来るとは限りません。
キズ直しは正直、難しくてお断りしているところも無い訳ではありませんが、「これくらいは出来るんだぞ、ほんとは。」というアピールで今回はアップしています。
使っていればキズは必ず付きますので、直してもきっとまた同じような事があります。
キズもそのギターの歴史の一部として愛でて頂ければ幸いです。
思い入れも人それぞれだと思いますが、音楽をする為の道具ですから使い倒してやってください。
借り物のギターをぶつけてしまった等、どうしても直さなければならない事情もあると思います。
傷直しも快く預かってくれる修理屋さんも沢山あると思います。
ですが、わざわざ当方でキズ直しをご依頼頂ける事は、本当に感謝致します。
確実にきれいに修正するには、リフィニッシュしか方法はありませんが修理上、必要のないリフィニッシュはやりませんので、今回のように割ときれいに行く場合もありますし、行かない場合もあります。
大昔、私が若い頃クロサワでアルバイトをしていた時、修理屋の今井さんが塗装修正の依頼を、「きれいには直らないですよ。」と断言していた事を思い出します。
当時は、こんな事が出来る人が世の中にいるんだ、と思っていた人(神様)が「直らない。」と言ったのでびっくりして覚えています。