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ネック折れ修理(塗装修正無し) / Epiphone Super Nova

塗装修正無しプランで仕上げます。

塗装修正無しで、ちょっと助かった感と残念感があります。

 

15~6年前になるかと思いますが、全く同じ状況のこれを預かりまして、色がなかなか合わず最後まで合わず仕舞いだった記憶があります。

調色の技術がちゃんとあれば、どんな色でも部分修正で仕上げられるかもしれませんが、がんばっても馴染まない色があります。

色だけが難しい訳でなく部分修正でやる場合は、元の着色部分へ修正部分が乗っかた感じが無いように塗装しなければならないのですが、最近は自分の技術が向上した為なのか、老眼がひどい為か、細かい事は気にならなくなってきました。

後者か・・・。

 

 


日常の仕事の大半は忘れてしまいます。

ですが、忘れてしまっているようでも折に触れ思い出す仕事があります。


上手く行った仕事と言うのは、時間もかからず満足の行く仕上がりになるのですが、記憶に残らない物がほとんどです。

 


最近はさすがに試行錯誤も減っては来ていますが、この試行錯誤をやって来た分だけ、現在の糧になっていると気付きます。

 

塗装の事もそうですが、他の仕事も昔は断れ無かったんです。

仕事が無く、ビンボーでしたのでやった事の無い仕事でも「ありがて~」となります。

ただし、どうやって直すか分からないですから、いろんな人に電話で教えてもらったり、本を見て想像したり、それでも分からない時はやってみて想定と違ったりして、試行錯誤します。

試行錯誤しますと、時間かかって面倒くさいですが、面白がれればその分、妥協点が上がって、糧も増えるんです。

 

今でもお断りする事は多少怖いんですが、すごくお待たせしてしまってる修理もありますし、断る事も大事かなと今は思えます。

これからは、出来るだけお断りしていきたいと思います。←「そんな事言ってるとまた仕事なくなるぞ。(天の声)」

 


今回は塗装修正無しなので、過去の自分自身との比較は出来ませんでした。


でしたが、15年位前の記憶が蘇りましたので、昔より上手く行く可能性はあった、と都合好く考えて終わりにします。