ブリッジ

ブリッジ溝(スリット)直し

こちらのブリッジサドルの溝はピックアップに合わせる為か何らか理由で通常より大分広げてあります。

通常のサドルにする為に一旦埋めて切り直します。

 

ブリッジ材と同じエボニーで埋め木をして平らに削ります。

一見ピッタリ埋まっている様に見えますが、元の溝の精度が悪く、真っ直ぐではないので若干隙間が出来ますが、そこは充填して対処します。

古い溝を少し大きく切り直して、埋め木をすれば隙間無く出来るのですが、この際は、そこまでやる必用も無いのでこのまま行きます。

ピッチを図り直して、溝の長さと深さ決めたら、トリマーで精度の良い溝を切り直します。

古いギターですので、サドル上のピッチ(うねうね)は付けず真っ直ぐです。

リクエストがあればつけます。

サドル上のうねうね(ピッチ補正)は個人的にはあまり重要では無いと思っています。

(エレキのようにその都度、合わせられれば良いのですが・・・)

それぞれのギターのコンディション、弾き手の押える指の力、タッチの違いや弦交換の際の使用弦のゲージや仕様の変更等により、一様にサドル上のピッチがあっても弾き手によっては、返って邪魔になる事さえあるのではないかと思っています。(勿論、無いよりマシと言う考えもあって当然ですが。)

 

ブリッジ貼りなおし / Martin oo-28G


 

こちらの画像、ぱっと見た目何の変哲の無い画像ですが、よく見ると気付きます。

若手のリペアマンさんが間違って、逆さまに貼っ付けっちゃってお困りの末、当方でお預かりの流れになりました。

クラッシックギターのブリッジの形状は上下外周が同じなので、20年に1回位こう言う話聞きます。

間違っちゃった人がやり直せば、技術も責任感も向上するのですが、「もうこれ以上なんかやらかしたくない。」

と言う気持ちも分からなく無くもないです。

剥がす際は、多少なり隙間がある事がほとんどですが、しっかり貼り直してありますので、私もやりたくありませんが頼られるうちが花ですので、ガンバリます。

 


暖めながら、少しずつ剥がして、また暖めて、少しずつ繰り返します。

端が削れてしまいました。

ブリッジもまだ歪んでいますので、一緒に修正します。


双方の接着面を調整します。

ブリッジは時間の経過と共に大概歪んできますので、平らになるように調整してから貼りなおします。(色が少し違う部分は、エボニーを足してあります。)

ブリッジ他ブログ


上手くいってよかったです。

私も間違わないように、改めて気をつけます。

 

弦高調整 / Gibson ES-125

サドルを下げ切ったところで、1弦が多少高くて弾きにくい。

弦高調整部にブッシュがはまっているので、それを取れば多少下がりますが、将来的にもう少し調整幅が出来るように、サドルの下を削ります。

サドルを下げきって、弦高が高い原因は、ネックの角度狂いですが、ネックそのものの状態は悪くないので、現状のネック角度にブリッジ側を合わせる理屈です。

フォークギターでもネックリセットをしない場合は、同じような方法で対処する場合が有ります。

見た目ではブッシュが無い方が、かっこよいのですが、

入っていた物ですので、ブッシュも付けて完了です。

この後、リフレットした際には、指板、フレットの状態が良くなりますので、これで弦高を更に下げる事も可能です。

 

ブリッジ修理 / Gibson J-200

Gibsonのブリッジは、ビスがついています、ブリッジを剥がす際は、ビスごとはがしましますが、貼り直す際は、ビスは外して後から留めます。

過去に何度と無く修理されていて、すでに密着しないのでエポキシパテを埋めて平面を出します。

通常、はがれていく過程で、ブリッジはボトム側から剥がれるのですが、これに限っては上(サウンドホール側)に大きく隙間があり、ブリッジの厚みも足りないので、ローズで足して修正します。

ビスは後から留めるのですが、ブリッジに付いたまま接着されていたため、接着剤が付いて錆び付いています。(右)

左側のようにきれいにして、戻します。

車やバイクのパーツならどんどん交換していくのでしょうけど、ギターのパーツは交換せずに使います。

この丸いインレイがビスの目隠しになっているのですが、これも壊れないように外して、また戻します。

 

ブリッジ剥がれ修理 / ウクレレ


 

こちらは、ウクレレです。

ギターでも時折見ますが、ブリッジに隙間が出来てしまったので、接着剤を充填して、また隙間が出来て、充填してと・・・

いつまで経っても接着できませんし、見た目も悪いです。

しっかり修理しないと音にも、演奏性にも影響します。

ウクレレもギター同様、暖めて慎重に剥がします。

接着面を調整して、貼り直します。

多少大きいですが、昔作ったジグが大体何でも使えます。

サドルがブリッジと一体なので、サドルをよけてクランプしなければなりません。

接着剤もきれいに除去できて、しっかり貼り直せました。

古い接着剤の上から、接着してもまた剥がれてしまう事が多いので、やはりちゃんとした修理が必要です。

ウクレレも、ギターも同じですが、弦は緩めて管理しましょう。

いろいろなトラブルの予防になります。

ブリッジ修理

 

エレキのブリッジ / ABR-1

当方アコースティック専門と言う事で、電気周りの修理がある場合は、外注になる事を前置きしてエレキも預からせて頂いております。

どの修理にしても最終的に基本調整をするのですが、このABR-1タイプのブリッジの場合、弦の圧力に負けてブリッジベースが潰れているものも多く、指板のアールに全く合っていない物も良くあります。

あまり無理できませんが、力を掛けてバランスを多少でも戻します。

分かり難いですが、少し戻りました、ですが何れ交換して頂きましょう。

 

 

こちら、国産(アリア)の古いLPカスタム、日本製のオールドも最近は人気があります。

リフレットして、大事に使われます。

リフレットしたら、ナットも基本的に作り直します。

 

 

ブリッジプレート修正 / Folk Guitar

f-201

ブリッジピンは詰まって抜けず、ピンは抜けても弦が引っかかってぬけず、外す際も注意が必要です。

そして弦が出過ぎて、折り返してある太い部分がサドルに乗ってしまっている為、弦が太い分弦高も高くなります。

f-202

ブリッジプレートを鏡で見ているところですが、穴が崩れて弦のボールエンドが中へ食い込んでしまっています。

f-203

専用工具で円錐形に切り取り、同じ形にした木を埋め込んで、穴を開け直します。

f-204

これでピンや弦を外し易く危なくなく抜けますし、弦も正しい位置にセットできます。

 

ブリッジはがれ / 高くないギター

1ブリッジアロン

割と低コストで作られたギターの場合、このようにアロンアルファ的な接着剤で、クルクルと塗って貼り付けてあるものが多いです。

ですので、隙間が出来初めてから、剥がれる時は一気にはがれてしまう場合があります。

2ブリッジアロン

アロンアルファ的な接着剤でも、全面にしっかり塗ってあればよいと思うのですが、ただその場合修理になった時は、面倒になる事が予想されますし、はみ出したこの接着剤は拭き取れないので、現実的にこの塗り方になるのだと思います。

 

ブリッジアロン3

こちらのギターも決して悪いギターではなく、良いギターですが、低コストであるか否かはメーカーによりまちまちです、メーカーによっては~10万円位まで、メーカーによっては~15万円前後位まで、の印象です。

 

 
逆に低コストであってもしっかり貼ってあるブリッジもありますので、そこはメーカーによります、全てがこれと言うわけではありません。悪しからず、ご了承ください。
接着剤が何を使われているかは、剥がさないと分かりませんが、こちらの場合は単純に接着剤が弱って剥がれるケースが多いので、隙間が出来たら、急に剥がれてビックリしないように早目の修理が良いかもしれません。

 

ブリッジ修理 /Martin oo-18v

00-18v1

ブリッジを慎重に剥がして貼り直します。

00-18v2

剥がす前に撮れば良かったのですが、ブリッジは反りながら、はがれていきます。

00-18v3

底面を削って平らにします。

00-18v4

左の画像では、反っている部分が浮いているのが分かります。

00-18v5

左下側は反りが強く、このままでは削りすぎてしまうので、エボニーの粉を足して調整します。

00-18v6

色が違う部分が足した所です。

00-18v8

ボディ側も調整します。

00-18v9

修理者によると思いますが、反っている上側は無駄に削らず、そのままです。

ピックアップ取り付け予定につき、現状の溝は使えない為、一旦埋めます。

00-18v10

このピックアップとサドルが入る溝は、精度が悪い場合、いくらサドルの精度を上げても、出音のバランスが取れ無い為、このように直します。

 

こちらのギターは、ブリッジの修理、ネックのリセット、ピックアップの取り付けとつづきます。

ブリッジ交換 / ウクレレ

ウクレレブリッジ1

1弦が抜けてしまうので、修理ではなく、今後弦が抜けてしまわないようにギターのブリッジのデザインで作り直してください、と言うリクエストでした。

ウクレレブリッジ2

ブリッジのサイズは元のサイズと同じで。

ウクレレブリッジ3

ショートサドルで強度も増しました。