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サウンドホール(ボディ)割れ / ネック角度狂い


 

弦の張力に負けてサウンドホールがつぶれています。

これだけ割れて、ずれてしまっているのでジョイント周りの力木やネックブロックも剥がれています。

先ず、このずれを直してから、割れ接着、力木接着、ネックブロック接着、補強、ネックリセットの順番で進めていきます。

このズレを直した段階で、ネックの角度も丁度よくなる事もありますが、今回は割れてずれる前から角度も狂っていた為、十分な角度が無いのでリセットします。

 

 


ズレを直して、割れを接着したら、サウンドホールとバスバー(力木)とその向こう(奥)にある平たい力木も接着します。


バスバーの手前にあった補強板を外して、割れを確認します。

奥の板も剥がれています、その奥にあるのがネックブロック。


とても作業がし辛く確認もし難いのでいので、しつこい位に接着剤を差し込んでクランプします。

 


補強は元より大き目に。

 


ボディの修理が済みましたので、ネックをリセットします。


サドルは高過ぎないのが、カッコよいです。

ですが、サドルを何ミリの高さに設定、と言うようなネックのセットは出来ませんので、調整はどちらへ転んでも良い感じになるように。


ですので、サドルが理想よりちょっと高い、低い時はあります。

サドルの高さにこだわる人が多いのは知っておりますが、そして0.5~1.0mmサドルを削ると見た目の高さの印象は変わるのも分かります。


0.5mm削るか削ないかでは、演奏性がかなり変わります(0.25mmの弦高差)ので、サドルの高さを決めてしまっては、本末転倒になります。

 

音の良し悪しは、人それぞれではありますが、サドルが高ければよくて、低ければ悪いと言うものではありません、現在お持ちのギターの良し悪しも原因の一旦がそれかもしれませんが決してそれだけではありませんので、その点ご理解頂ければ幸いです。

修理内容とは別に、サドルの話になってしまいましたが、こんな回もあります。