スタッフの山口です。
ショップ担当なのでネックリセットばかりやっている私ですが、今回はまた珍しくエレキの突板交換です。
画像が多めなのでサクッと行きます。
突板が劣化して割れています。
まずは特徴的なペグを外しましょう。
普段扱わない種類のメーカーのペグなので念の為元の位置に戻せるようにナンバリングすることにしました。
こういう珍しいものはブッシュも無くしたら大変です。
そうじゃなくても無くしてはいけませんが。
第一難関です。
このロゴ、フェンダーと違いプラスティック製のもの。当然経年劣化で割れやすいことが予想されます。
めちゃくちゃ慎重に、、。
確保ー!!
と叫びたくなりました。
その辺に置いておくと壊れますのでこんな感じで保管しましょう。
あとは古くなった突板を外しましょう。
今回は隙間からドライヤーで温めました。
接着剤も古く劣化していたので簡単に剥がれてくれました🎵
ロゴのダボ穴を先に開けてそれを起点に進めます。
裏から見るとこんな感じ。
段つきヘッドに合うようにドライヤーで温めて湾曲させましょう。
ですが、ドライヤーでは無理でした。
考えた末、ジャム瓶に熱湯を入れ瓶に密着させる方法を。冷めたら熱湯を交換しこれを繰り返します。
ジャム瓶方式が功を奏し、ヘッドにフィットするようになりました。
接着後はスクレイパーとサンディングでサイズを調整します。
バフ掛けもOK。
元の穴を広げないよう、慎重に突板の径を合わせます。
安全地帯に保管しておいたロゴを戻します。
いい感じではないでしょうか。
ヘフナーといえばポールマッカートニーのバイオリンベースですがこんなクールなエレキもあるとは。今回は音出ししていませんが個性的なサウンドのナイスギターで間違い無いでしょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。