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ブリッジ ディテール / Martin


ブリッヂの交換されたMartin

見慣れない人にとっては、気にもならないかもしれません。


見慣れた人にとっては非常にカッチョ悪く見えるのが、ちょっとしたディテール。

大きさは勿論。


丸みがある部分、角がある部分、そしてその度合い。

作り直しても良いとの事でしたが、厚みも十分にあり、材もよかったので、これを直します。


一旦剥がして、形を直します。

形が直ったら貼り直します。

 

ブリッヂ側、ボディ側の接着面は平らに、密着するように調整して貼り直します。

調整が不十分な場合、密着せず隙間が出来てしまいますが、ばか力でクランプを掛けてもムダです。

バランスよく、適度な力でクランプは掛けます。

 


年代的にロングサドルでしたので、先に埋めておけばよかったのですが・・・


この溝を一旦埋めてから溝を切り直します。


サドルを作って出来上がりです。


良い黒檀です。

 

 


 

ブリッヂを作る機会が、この黒檀(エボニー)を使う事が多く、インディアンローズと比べると価格も高く、「ローズももっと使えると良いんだけどな。」等と思っていましたが、今となってはローズ類は輸入出来ない材料になってしまいました。

ワシントン条約

今はまだ、材料の残りがありますが、今後の事は考えないといけません。