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ヘッド(ネック)折れ修理(塗装修正無し) / Ovation CS257

折れてしまったら、しっかり接着する、補強はしない。

ホームページ内で紹介している修理実績を見て頂いて、ご自身のギターも同じような状態になってしまっていましたらお問い合わせください。

全て自信をもって修理してきましたが、私の判断ミスにより経過が良くないケースが出てしまいました。

今後は補強要の判断があるかもしれません。

 

 

 

当方のネック折れ修理は補強をしない修理です。

ネック折れ修理の接着剤にはタイトボンド等の接着剤を使う場合は補強が無ければ使用に耐えられません。

当方では補強をしなくても良い接着剤で接着します。

そのことにより、コストを下げられ、塗装修正が無しの仕上げであれば更にコストを下げられます。

補強をしない修理は、将来同じようなアクシデントがあった場合、近い部分が折れますので折れ方が複雑にならず同じような修理で対応できます。

ネック折れを修理した後、音が変わってしまうか心配される方もおられます。

ネック折れ修理で音が変わってしまう事はあまりありませんが、(理屈を言えば変わるのですが、聞き分ける人はあまり居ない。)補強をする場合、同じ樹種であっても別の材を埋め込んだりしませんので、補強が無ければ1番変化が小さい修理と言えます。

このような考えのもと、ネック折れの修理しております。

 

 


自身をもってやって来たものでも、何かあった時には謙虚に受け止めて。

 


何十年やってきても、こういう事があるのだなと勉強して。

(このギターは無関係。)


自分は、まだまだ未熟だと認識する。

 

このOvationのように過去の物も含めて紹介している修理例に問題は出ていません。

今後も変わらず、お問い合わせ頂ければ幸いです。

過去にクレーム0と、どこかの記事に書きましたので、今回は訂正いたします。

ネック折れ修理が上手く行かないのがありました。