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ネックリセット / Gibson J-45 (山口君のページ)

スタッフの山口です。50年代のGibsonJ-45、写真はすでにネックを抜いたところ。ダブテイル部に見えている丸いのはアジャストロッドの終端部です。60年代以降はこのようにダブテイル部分まで終端部が貫通していません。写真のような貫通型の方が製作工程で手間がかかると思われますので、効率化の為に設計を変えたのだろうと勝手に思っています。このロッドの仕様変更は正確にはいつなのでしょうか。もしかしたら師匠なら分かるかもしれません。

ネック角度が大きく狂っている個体は適正な角度に直すと指板のハイフレット側がお辞儀をしてしまいますので下駄を履かせてあげます。見た目ももちろんですが、ハイフレットがお辞儀をせずに弦と指板が最後まで平行に沿う事で、音もより共鳴するようになるのではないかと思います。ただそれを聞き分ける程の耳はあいにく持っていませんので飽くまで理論上のお話です。


センターもズレる事なくできました♪初めからズレているオールドギターもたまにありますのでその時は出来る限り修正してあげます。


少しずつですがネック接着前に接着後のサドルの高さをイメージできるようになってきました。これも良い感じ!

溢れ出る男臭さ、渋過ぎます。60年代はミニスカートなど派手目のカラフルなファッションが流行した時代、それに合わせてかJ-45もチェリーサンバーストなど少し派手目に変貌しました。このギターが作られた50年代はロカビリーファッション全盛期、リーゼントにはやはりこちらの方が似合う気がします(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾