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ブリッジ割れ / Kalamazoo KG-14


これは、どういう状況かと言いますと


サドルの溝が割れて


弦を張ると前に傾いて


壊れてしまうんです。

過去にもいろいろやった形跡が見えますが、これは割れ部分を接着するだけでは持たずにまた割れてしまう為、割れは掘って埋めます。

過去の修理部分もよく見てサドルの溝も埋め直し、真っすぐの溝を切り直します。

 


着色が取れましたので


付け足してある部分が

よく分かります。

 


 


 


 

ロングサドルですので、強度を考えればもっと低いサドルが理想ですが、仕方ありません。

 


 

今回の割れを取り除いて埋めるやり方は、これで大丈夫な場合も、ダメな場合もあります。

見るからにダメな場合は、最初から作り直してしまいます。

オリジナルのパーツ、材料は出来る限り残したいので大丈夫そうだと予想が立てば、試したいところです。

それでもクラックが入ってしまった場合は、その場合は、後は修理のやりようがありませんのでブリッジを新たに作り直すしかありません。

 

何につけ判断が難しい場面と言うのがあります。

 

現在私の車を修理に預けているのですが、メーカーに出した場合は周辺パーツ丸ごと交換、修理屋さんならとりあえず悪い所だけ見つけてやってくれます。

 

 

これも丸ごと交換してしまえば間違いませんが、部分修理の場合はしばらく乗ってみななければ分かりません。

修理してもらう立場、修理する立場でも、安く修理したいと思うのはどちらも同じ。