昔のピックガードは両面テープで貼り付けてないので剥がす事は楽です。
ただし、塗装のない木地に直接接着されている為、剥がす際には順目逆目はどっちに向いているのか感じ取ってヘラを使わないと、木地をむしり取ってしまいます。
いつも必ずうまく行くとは限りませんので、その時は剥がれてしまった破片は元に貼り直します。
当方のクリートはひし形がほとんどですが、場所や理由により変わります。
ひし形クリートは大き過ぎるととカッコ悪いので小さめに作っています。
なので、「ずらーっと並べずに長いの貼ろう!」や「ここは大き目の1枚にしましょ。」など、その時々の雰囲気で変わる事があります。
ピックガード作製で一番大変な作業は、水研ぎの作業です。
保護シールをはがした後サンドペーパーでこすり直します。
水研ぎをすることで、保護シールを剥がしただけの時の艶とは別の美しさが出ます。
保護シールをはがしただけでも十分きれいではありますし、そういうピックガードも見慣れてはいますが、我々には「下敷きのよう」に見えるのです。
ですが水研ぎをする場合は、何度、研ぎ直してもサンドペーパーの跡が消えず、とても苦労します。
この「下敷きの様」と言う表現。
昔、25年位前、ギター屋でミッシェルに遭遇して、お話させて頂いた際、ピックガードの話題になり、ミッシェルの言った表現なのですが、とても適格な表現だと感心してそれから私も同じ言い方にしています。
あ、私のミッシェルはこちら。→ https://anison.aoistudio.jp/artist02