ナット,サドル
ナット交換 / Martin OOO-18
ナイスギター過ぎます。
いくらナイスギターでも状態が悪ければ良い音は出ません。
と、言いたいところですが本当にナイスギターは弾きづらかろうが弦が錆びまくっていようが修理前にすでに素敵な音がしていることがほとんどです。
修理してあげるとそれがさらに素敵なサウンドになります。
今回もそんなナイスギターに関わることができて感謝です。
今回も最後までありがとうございました。
ボディ破損 / Morris W-25(最終回)
レフティーの違和感を消すため画像反転。
どうでしょうか。この高級感?風格?
トップの色を黄色く着色し馴染ませたら逆に勿体無い、と考えた当工房のこだわりが伝わりますでしょうか。
壊れたら直せばいい、そしてそれは隠さなくてもいいのではないか。傷跡はそのギターの歴史であり、またそれがまた個性となっている。傷跡は「男の勲章」という価値観を体現したようなギターですね!
フレット交換 / Gibson Humming Bird メープルサンバースト
アジャスタブルサドル戻し Gibson J-45 BLK(1969)
当時はきっと色々な事情があって都度仕様変更がされていったのだと思います。単純に構造的改善を求めた結果だったり、経済的な事情であったり。きっと今現在も進化し続けているのだと思いますが、結局売れ筋は60年代までのリイシューモデルばかりで「古き良きGibson」なんて言われたりするのはメーカーとしては心苦しい部分もあるかもしれません。
ちなみに師匠の皆川とよくリイシューモデルがほとんど無い70年代のGibsonは過小評価され過ぎているという話をします。ネットで調べると酷い言われ方をされている記事や知恵袋が散見されますが、それらに囚われずに一度心をフラットにして弾いてみればとても良いギターだったりします。
自分が弾きやすくて音が好きで弾いていて楽しいのであれば、たとえそれが10,000円のギターであってもベストギター、「運命の相手」なのだと思います。なるべく情報やウンチクやアレコレなどに囚われずにギターと向き合っていきたいですね。
でも確かに古いギターは「おおー!」となるものが多いのも事実です。それはきっと木製楽器の宿命かもしれません。
ベリーブリッジとアッパーベリーブリッジのことを考えていたら話が全然違う方向に行ってしまいましたが、、今回も最後までありがとうございました。
ナット交換 Gibson L-00
ネックリセット/Martin D12-18
ブリッジ整形&ロングサドル変更 / D-28(1965)
サドル溝直しMartin 0-18K
まさにナイスギターです。ベリーブリッジより耐久性は劣りますがこの細いピラミッドブリッジもナイスです。
初めてのビンテージマーチン1本目にこれを選ぶ人はすごくオシャレな人のような気がします。なんとなくそう思います。
それかギターに関してかなりコアな人がオーナーになりそうな気もしますね!
KOAだけに( ̄+ー ̄)
最後はダジャレで締めてしまいましたが、今回も最後まで閲覧いただきありがとうございました。
ナット交換 / Martin
久々にナット交換の様子を見て頂こうかと思います。
ナットはただの弦のガイドにあらず、チューニングにも演奏性にも音質にも影響する非常に重要なパーツです。
ナットを外す際は叩いて外すしかないのですが、がっちり着けてあるナットは無理に叩いてしまうとヘッドの突板を壊してしまう事になります。
ガッチリ付いていて、突板が分厚い場合はナットを半分に割ってから叩いて外します。→例
ガッチリ付いていますが、今回はそこまで突板は厚くないので、突板が割れないようにカバーして叩きます。(画像はありません、ご了承ください。)
突板が割れてしまうといけませんので2~3度叩いて外れなければ、叩いて外そうとせず半分にしてから外すことをお勧めします。
ナットが交換されているギターは沢山ありますが、修理者独自の形であったり、なんでもマーチンの形にしてしまう人とか、いろんな修理者がいます。
私個人的にはそれぞれ見慣れている為、そのメーカーらしくない場合は非常に違和感があるので、出来るだけそのメーカーらしい形に近づけます。