今回は(も)塗装修正無しのプランで行きます。
Gibsonの場合は塗装膜が厚めなので、塗装修正無しでも割ときれいに仕上がる場合も多いですが、こちらのつや消しタイプのトップコートは非常に薄い為、整形の際に塗装は剥がれます。
ズレがないように接着しますが、手触りに違和感がないように研ぎます。
塗装の薄いギターの場合はこのように塗装は剥がれてしまいます。
これはこれでかっこ良いと個人的には思います。
「ロッケンローラーは細かいとこ気にしねー!」って言ってます。
当方のネック折れ修理は、基本補強は致しません。
タイトボンドで修理する場合は補強は必須ですが、当方ではネック折れ修理にタイトボンドは使用せず補強無しでも問題のない接着をします。
補強の必要が無い為、コストが下げられ塗装修正無しであれば更にコストダウン出来ます。
但しタイトボンドのように水拭きが出来ない接着剤の為、それはサンドペーパーで落さなければならず、表面を整える際に塗装は剥がれます。
再度ネックが折れた時には、接着部分(接着面)は強い為折れずに、すぐ近くの部分が同じ折れ方をします。
補強がある場合は、補強部分が強すぎれば予期せぬ部分が折れたり、複雑になってしまったり、面倒になる事があります。
ネック折れ修理で音が悪くなる事は無いと思っておりますが、耳の良い方でしたら変化を感じる人もいるかもしれません。
その変化が良いか否かは置いておきます。
厳密に言えば変化はあるでしょう、であれば補強する為に削って貼ったり、掘って埋めたりせず、出来る限り元の質量のままの方が変化は少ないと考えます。
時々、ネック折れの記事の際にこのような説明を付けますが、これが一番よいです!等と言っている訳では無く、修理方法等それぞれ一長一短あるはずですので悪しからず。
表記は”レスポールジュニアスペシャル”で合ってますか。
私が二十歳の時に買った、Gibson 1957年製のシングルカッタウェイのLPjr.は、15万円。
この時は確か1987年…だったと思います。
ネックが太いんだけどスゲーカッチョイイギター。
お金が無いのにギターが欲しくなるので、すぐ買っちゃうんですけど、当時は誰でもすぐクレジットが組めたので買っちゃ売りしました。
今思えば、今は高くて買えないギターをいろいろと一度は所有出来たあの時代に居られたことはラッキーだったと思います。
1年位使ってその後、委託販売で出すんですが、17万円で、周りに言われたことは「みなちゃん、高けーよ。」そういう時代。
この後数年でレスポールって名前の付くGibsonは全部高くなってしまいました。
今となっては、何もかも高くなってしまいましたが、値崩れしてしまえば少し面白くなるのにな~等と思ったりします。











