ハードケースに入っていても倒れた際には、中で折れている事はよくあります。
いずれにしても、倒れない様に気を付けて下さい。
そして弦は、しっかり緩めてね。
ハードケースに入っていても倒れた際には、中で折れている事はよくあります。
いずれにしても、倒れない様に気を付けて下さい。
そして弦は、しっかり緩めてね。
とにかく使えるようにする、プランです。
出来るだけきれいに、塗装も修正するプランになった場合は、このケースは全部剥がして塗り直しになりますが、いずれにしても明るいシースルーですので割れの跡は、ある程度残ると思います。
もう一つの修理は、ストラップピン部分。
根元からえぐれてしまっています。
力が掛からない部分であれば、見た目だけ修正出来れば良いですが、ストラップを掛けても大丈夫にします。
ストラップピンを打てるように円柱に掘って、木を埋めます。
下穴を空けずに、もしくは下穴が小さ過ぎて木を割ってしまった方もいると思います。
必ず、使うビスのサイズに見合った、下穴を空けましょう。
アコギのトップ等ナチュラルカラーの割れは、目立たなくなればラッキーと言う感じなので、割れの跡は残る事は前提として下さい。
割れの跡が見えてしまうのが好まない場合は、色を濃く塗ってしまう事も時折ありますが、仕上げはオーナーの好みがわかれるところではあります。
当方のネック折れ修理はタイトボンドは使わず、補強無しで強度が十分な接着剤を使用します。
「塗装修正無し」のプランならコストを抑えて修理出来ます。
但し塗装の剥げ具合は区々になります。
ご了承下さい。
過去の修理例が修理実績内にありますので、雰囲気だけでもご参考になれば幸いです。
ネック折れ以外にも色々と例がありますので、ご覧いただければ幸いです。
調色の技術がちゃんとあれば、どんな色でも部分修正で仕上げられるかもしれませんが、がんばっても馴染まない色があります。
色だけが難しい訳でなく部分修正でやる場合は、元の着色部分へ修正部分が乗っかた感じが無いように塗装しなければならないのですが、最近は自分の技術が向上した為なのか、老眼がひどい為か、細かい事は気にならなくなってきました。
後者か・・・。
塗装の事もそうですが、他の仕事も昔は断れ無かったんです。
仕事が無く、ビンボーでしたのでやった事の無い仕事でも「ありがて~」となります。
ただし、どうやって直すか分からないですから、いろんな人に電話で教えてもらったり、本を見て想像したり、それでも分からない時はやってみて想定と違ったりして、試行錯誤します。
試行錯誤しますと、時間かかって面倒くさいですが、面白がれればその分、妥協点が上がって、糧も増えるんです。
今でもお断りする事は多少怖いんですが、すごくお待たせしてしまってる修理もありますし、断る事も大事かなと今は思えます。
これからは、出来るだけお断りしていきたいと思います。←「そんな事言ってるとまた仕事なくなるぞ。(天の声)」
ネック折れ修理は、修理屋によってやり方は区々です。
当方では補強はせず、タイトボンドは使わず、しかるべき接着剤でしっかり接着するのみ。
通常通り使えればそれ以上の強度はいらないからです。
違和感無く演奏出来て、いつも通りに取り回し出来て、ネックハンガーにかけたり、修理前と同じ様に使えればそれ以上はいらないのです。
当方のネック折れ修理は補強をしない修理です。
ネック折れ修理の接着剤にはタイトボンド等の接着剤を使う場合は補強が無ければ使用に耐えられません。
当方では補強をしなくても良い接着剤で接着します。
そのことにより、コストを下げられ、塗装修正が無しの仕上げであれば更にコストを下げられます。
補強をしない修理は、将来同じようなアクシデントがあった場合、近い部分が折れますので折れ方が複雑にならず同じような修理で対応できます。
ネック折れを修理した後、音が変わってしまうか心配される方もおられます。
ネック折れ修理で音が変わってしまう事はあまりありませんが、(理屈を言えば変わるのですが、聞き分ける人はあまり居ない。)補強をする場合、同じ樹種であっても別の材を埋め込んだりしませんので、補強が無ければ1番変化が小さい修理と言えます。
このような考えのもと、ネック折れの修理しております。
このOvationのように過去の物も含めて紹介している修理例に問題は出ていません。
今後も変わらず、お問い合わせ頂ければ幸いです。
過去にクレーム0と、どこかの記事に書きましたので、今回は訂正いたします。
ネック折れ修理が上手く行かないのがありました。
勿論、出来るだけきれいに仕上げたり、傷が無いきれいな状態は気分も良いものです。
その反面、音楽をやる道具は、必ず擦れて傷ついて、時にはこのようなアクシデントにも見舞われます。
このような傷跡もこのギターの歴史、弾いてきた人の歴史として愛でて頂ければいいな、と思っています。