スタッフブログ

基本調整 / Gibson Southren Jumbo

sj3

とてもきれいな、50年代中期のsouthern jumbo。


 

sj2

サドルは取れなくなっていますので、この状態で調整。

その他ネックアジャスト、ナット調整。


 

Gibson SJ

ここまで修理暦の無い、古いギターはめずらしいです。

また、とても良いギターを見せていただきました。

 

 

ピックガード交換 /Martin00-18

ピックガード1

「まるで下敷きのような。」

この面取りもされていない、下敷きのようなピックガードを交換します。
ピックガード2

なるべく色の薄い部分使用。


 面取りして、全体を水研ぎ。

ピックガード4

材料費増しで、贅沢な使い方。


 

ピックガード3

お好みはそれぞれです。


  明るい感じになりました。

 

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Martin 0-42 /ネックリセット


 

 ネックの角度が狂って、弦高が下げられなくなったMartin 

Martin oo-42 リセット1

ネックリセットは、修理の中でも大掛かりな部類の修理です。

ネックは、指板に穴を開けて、蒸気を使って外します。

 ネックの角度がつくと、ジョイントから先が下へ折れてしまうので、指板を厚くして真っ直ぐになる様にリセットします。

ネックリセット 指板厚調整

ジョイント部12フレット~指板エンドまで少しずつ厚くなっているのが分かるでしょうか。


 

 

ギター修理は専門店へ

  ネック折れは、ギターの故障の中でも多いトラブルです。ネック折れをはじめとしたギターの故障は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

自分でギター修理を行うと?

自分でギター修理を行うと?

自分で修理を行うという場合、修理道具を揃える必要があります。修理道具は扱いに慣れていないと怪我をしたり、逆にギターに傷をつけてしたりと、さらに費用がかかるという事態になることも考えられます。

工具などの扱いに慣れている方であっても、ギターの状態に合わせた修理を行うことは難易度が高いです。ほとんどが木材でできているギターは、気温や湿度の影響を受けやすく、状態はその時々で変わります。ギターの状態を把握できなければ適切な対処を行うことは難しく、余計に状態を悪化させてしまう恐れもあるのです。

専門業者に任せて安心

専門業者に任せて安心

ギター修理を専門業者に依頼することで得られるメリットは数多くあります。ギター修理に対応した専門業者はギターにまつわる専門知識を心得ており、工房(作業所)には機械・工具などの必要な設備が整っています。また、あらゆるギター修理を手がけてきた職人がこれまでの経験とノウハウを活かして修理にあたるため、安心して任せることができます。

修理に関する相談はもちろん、ギターを利用していて困ったこと、気になったことなどは気軽に相談できるのも大きなメリットです。相談することで、自分では分からなかった不具合の原因やパーツの消耗に気づくなど、ギターをベストな状態に保つことが可能になります。今後ギターと付き合っていく上で役立つ情報を得ることもできます。

ギター修理を必要とされている方は、皆川ギター工房をご利用ください。「もったいない修理はしない」という考えのもと、ギターの状態を確認した上で構造上 問題がある箇所の修理にあたらせていただいております。もちろん修理に関するご提案もさせていただきますが、「お客様主導主義」を第一に考えて修理を進め ていきます。アコースティックギターの修理を中心に、ウクレレ修理にも対応しております。東京をはじめ他県からのお問い合わせも承っていますので、サービス内容や料金に関するご不明点はお気軽にご連絡ください。

 

「錆びる」メカニズムを知ってギターメンテナンスに活かそう

「錆びる」メカニズムを知ってギターメンテナンスに活かそう

皆川ギター工房は、錆び・すり減りによるフレット交換やブリッジの修正など、技術力の必要なメンテナンスを得意としています。弦やフレット、ペグなど、アコースティックギターの金属パーツは、木製であるボディとは違った理由で劣化します。

なぜギターの金属パーツは錆びるのか?

金属パーツが劣化する原因の多くは「錆び」です。錆びは、金属の表面にある水分が空気中の酸素を取り込むことで起きます。水分が酸素を吸収すると化学反応が起こり、酸化することで錆びができるのです。

特に弦が錆びつくと鳴りが悪くなる原因にもなるため、様子を見ながら定期的に張り替えるのがおすすめです。

ギターを錆びつかせないために!簡単にできる錆び予防

愛用のギターをなるべくきれいな状態で維持したい、ということでしたら簡単にできる錆び予防もあります。

湿気が原因の場合

ギターを湿気の多い場所に置くと金属部分に水分が触れ、酸化しやすくなります。また、湿気は金属パーツだけでなくボディやネックなどの木製パーツの反り・劣化にも繋がります。そのため、雨の日や梅雨時などに「ジメジメとしているな」と感じたら、ケースに乾燥剤を入れておくのがおすすめです。

手指の皮脂・汚れが原因の場合

ギターを演奏する際、手指の皮脂や汚れがパーツに付着することで、錆びが進行することがあります。手指は様々な場所に触れるため、ギターを触る際には一度手洗いをし、ギターをケースにしまう前にギター全体をしっかりと拭いて皮脂による酸化を防ぎましょう。

フレット交換などのパーツ交換や修理が必要になったアコースティックギター・ウクレレのメンテナンスは、皆川ギター工房にお任せください。アコースティックギターと同等の修理でしたらエレキギターのリペアも対応可能です。修理・加工料金は材料価格込みの表示となっていますので、東京都内で「フレット交換がしたい」「ギターの調子が悪い」という方は一度ご連絡ください。

ギターによく使用される木材

マホガニー

マホガニー

マホガニーは主にボディ材、ネック材としてギターに使われる素材です。明るいサウンドで、中音域の鳴りの良さに特徴があります。色に深みがあり木目が美しく、その見た目の良さも大きな魅力です。ホッとするようなウッディな太い音を出すのに適した素材です。

ローズウッド

ローズウッド

ローズウッドはサスティンが強く、輪郭がはっきりとした固めの音が特徴的な素材です。

濃い色味や縦縞模様の見た目が美しく、他の木材と比べて硬質で減りが少ないため、アコースティックギターのボディや指板など幅広いパーツに使用されています。

スプルース

スプルース

シトカ・スプルースやイングルマン・スプルース、ジャーマン・スプルースなど多くの種類があるスプルースは、全体的に音の輪郭にクセがなく芯のあるサウンドが特徴的です。

白っぽい見た目で、使い続けるごとに色焼けなどの経年変化が分かりやすい素材です。

シダー(セダー)

シダー(セダー)

赤みのある茶色が印象的なシダー(セダー)の音色は、ハリのあるシトカスプルースなどに比べて丸みのある柔らかい音が特徴です。レスポンスが良く、フォークギター、ナイロン弦を使うウクレレ、クラシックギターのトップ材として主に使われています。

エボニー

エボニー

硬く耐久性のある木材で、ブリッジ、指板などに使われています。低音の出力が多いパワーのある重いサウンドが魅力です。乾燥に弱いためひび割れに少し注意が必要ですが、使い込めば使い込むほど手に馴染み愛着の湧く素材です。

メイプル

メイプル

硬い素材で、フォークやクラシック(フラメンコ)、エレキと幅広いギターのボディやネック材としてよく使用されています。ジャキジャキとした硬めのサウンドが特徴です。木目が線状になっているカーリー・メイプルやウロコ状のキルテッド・メイプルなど、種類によって様々な模様が楽しめます。

東京近郊に限らずボディ割れやネック折れ、指板の調整などでお困りなら、皆川ギター工房にメンテナンス・修理をお任せください。皆川ギター工房は、リペア技術の高さが自慢のアコースティックギター・ウクレレのメンテナンスショップです。
アコースティックギターやウクレレなどを中心に修理を行っています。修理部分によってはエレキも受付可能です。リペア料金の見積りはお気軽にお問い合わせください。