山口君のページ
ネックリセット Martin D-28 1967
[番外編]トップ交換/ Martin OM-42 [後編]
ようやくOM-42(CV.)の完成です。仕事の空いた時間に少しずつ進めておりましたので完成までなんと2年近くかかってしまいました。
完成してから思ったのはヘリンボーンにしたことでジョンメイヤーのシグネイチャーモデルのOM JMに似ているな、と。良く言えばですが縦ロゴだったりポジションマークやブリッジのインレイが入っている分少し豪華版な感じでしょうか。
音はアディロンダックのスキャロップドブレイシング、ちゃんとMartin、だと思います。工房に展示しておりますのでお越しの際はぜひ弾いてみていただければと思います。
買取価格と材料費、手間賃を計算しても販売価格ではペイできませんが、とても勉強になったので思い切って買い取って良かった!と思います。コンバージョン、世界に1本だけのOM-42と考えたら何だか達成感もあり、リペア学校を出ていない自分としては卒業作品みたいなギターです。
、、かといってまだまだ未熟な部分も多く、皆川ギター専門学校卒業には全く至りませんので、これからも日々精進して参る所存でございます。
番外編、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
[番外編]トップ交換/ Martin OM-42 [前編]
トップ板がほぼほぼ完成しました。美しい、、と思い記念撮影。長くなってしまうので前編はここまでです。空いた時間を使って進めているということもあり、ここまでで半年以上経過しています。修理というより製作に近いですね!「修理は製作の逆の工程になることが多いので製作工程を知ることはとても大切」という師匠の言葉が印象に残っています。
後編では完成までを載せたいと思います。完成品はHPのメニュー→在庫販売から既にご覧いただけますが、、
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
フレット交換 / Gibson J-45 50’s
これまでの「山口君のページ」山口君の紹介の意味で分けておりましたが、次回から山口君の仕事もコンテンツ別に分けて更新していきます。
いつも「スタッフの山口です。」って始まりますから、別に分けなくてもね。
この記事までの「山口君のページ」はこのまま残ります。
ナット交換 / Gibson Hummingbird
ロッド交換、ネックリセット / Gibson J-45
いつもお世話になっております。スタッフの山口です。最近僕の担当回はGibsonが続いていますが今回もGibsonです。60年代J-45のロッド交換とネックリセットというかなり大掛かりな修理を見て行きたいと思います。
ロッドが限界まで締め切られていて効かなくなっています。角度も狂っていてネックも順反り、ロッドも効かない。ネットオークションなどではあり得ますが、定評のある某ギターSHOPがこのまま売るわけには行かないコンディションと言えます。ということでご依頼に感謝して進めて行きましょう!
無事に古いロッドを抜いたら今回はネックリセットも同時に行いますのでダブテイルスポットを温めます。画像の通り指板を剥がしてジョイント部が見えていますので効率よく温められます。通常のネックリセットよりも安心安全。
ブリッジ交換、リフレット / Gibson J-45 Deluxe
ピックガード貼り直し、ロッドカバー交換 / Gibson J-45 Deluxe
ネックリセット / Gibson L-OO 1930s
お世話になっております。スタッフの山口です。今回は貴重な1930年代のGibson L-00のネックリセットです。
少しずつブログを意識した写真が増えてきましたが、今回は修理前の弦高を撮っておりました。
サドルはギリギリまで削っているのに4mm以上の弦高です。一般的なアコースティックギターでは6弦側12フレットで2.5mmくらいが好まれますのでネックリセットで改善したいと思います。